February 5, 2009
元宵節

中国では元宵節(げんしょうせつ)という行事があります。元宵節とは旧暦の一月十五日で、正月の最初の満月の日です。また小正月(中国語:小年)と上元節(じょうげんせつ)と呼ばれています。「元宵」実は「上元の宵」という意味、上元節の夜のお祝いを指します。上元節は元仏教の節句、二千年前に始まった天の祭りですが、漢朝の時に人々はだんだん宗教に関係なく上元節を祝ってきました。今中国ではお正月から元宵節まで新年を祝って、この期間は春節(しゅんせつ)と言います。

元宵節には家族と一緒に「元宵」や「湯圓」という満月のような白玉団子をゆでて食べます。団らんの意味があって、幸せの象徴です。元宵の中の餡はたくさん種類がありますね。私は甘いのが好きですが、塩っぱい餡もおいしいですよ。最も普通な黒ゴマとかアンコとか豚肉とかは言うまでもなく、ほかに奇妙な薔薇餡やチョコレート餡もあります。また、煎り元宵等々それぞれの地域の独特の食べ方があるし、おもしろいですね。

 
元宵節の夜、どの家でも門の前にさまざまなきれいな灯籠が掛かれているし、盛大な花灯祭りがあるし、だから、元宵節は花灯祭りとも言います。満月の夜にあたって、子供は家族と一緒に兎の形のような提灯を手に持って花灯路を歩きながら、灯謎を書いて解きます。灯謎というのは灯籠や提灯に書いて置いた詩句や謎謎のことです。そのほか、春の夜に花火をあげる月の下でにぎやかな見せ物を見る元宵節は若い人にとってロマンチックな日で、昔の中国でバレンタインと同じような節供だったんです。七夕以外に、今時々皆も元宵節を「中国のバレンタイン」と呼びます。


来週の月曜日(2月9日)は今年の元宵節ですね。皆さんはどのようにして過ごしますか。今学期、私は月曜日に八時間のクラスをとらなくてはならない、大変です。今度の元宵節を祝えないかもしれませんね。残念ですねぇ。(┬_┬)

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posted by shoui at 7:25 PM | 0 comments